【幼稚園教諭が解説】コップ飲みの進め方①~始める時期・スプーン編~

スプーンを下唇の上にのせ、唇で挟むようにする。 子育て

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最近、友人にコップのみについて相談があったので、今回のテーマにまとめてみました。

コップのみに対して不安や悩みを抱えているパパ・ママも多いはず…

今回の記事では、始める時期や進め方について、息子の体験記と共に、幼稚園教諭である筆者がお伝えしていきます。

様々な意見があると思いますが、1つの例として見ていただけたらと思います。

いつからスタートするのがよいか

月齢でいうと大体5~8ヶ月頃と言われていますが、個人差があると思います。

離乳食が少しずつ進み、「しっかりと座れる」、「上手にごっくんができるようになってきたころ」を1つの目安にしてみてください。

息子の場合は、8ヶ月頃、離乳食のスプーンを自分で持ちたいという興味が湧いてきたころから始めました。

これからお見せする写真は、今回の記事を書くにあたって撮影したもので、当時のものではありません。

進め方と手順

息子はこの方法で、コップ飲みへと移行していきました。

赤ちゃんのお口の発達によって、進み具合は様々だと思います。

「これを何回やったらいい」ということはありませんので、赤ちゃんのお口の動きをよく観察して、進めてみてください。

スプーンから始める理由

自分でお口の中に入る水分量を調節することが難しい赤ちゃん。

いきなりコップで飲むのではなく、スプーンですする練習から始めるのがいいと思います。

その理由としては以下が挙げられます。

スプーンで慣れておくと、スムーズにコップへと移行しやすいと思います。

step1.小さめのスプーン(離乳食用やティースプーンなど)

赤ちゃんもよく慣れている、「離乳食用スプーン」から始めるといいと思います。

手順は以下の通りです。

スプーンを横に持って、口の前に持っていく

スプーンを口の前に持っていく

スプーンを下唇の上にのせ、唇で挟むようにする

スプーンを下唇の上にのせ、唇で挟むようにする。

上唇がスプーンの真ん中にあることを確認し、スプーンを傾けていく

このように、唇の位置がずれないようにしましょう。

上唇がスプーンの真ん中になく、ずれている。

注意する点は、赤ちゃんの顔が少しうつむいた状態にすることです。

そうすることで、勢いよく水が流れるのを防ぐことができます。

step2.大きめのスプーン(カレースプーンなど)

小さいスプーンで慣れてきたら、カレースプーンなどの大きめのスプーンに移行していきます。

手順はstep1と同じです。

大きいスプーンですする様子

お水の量を少しずつ調整していきながら、大きいスプーンでゴクゴク飲めるようになってきたら、次のステップへ進む目安です。

スプーンをかじることに夢中になっている時は?

息子は大きいスプーンに興味津々で、よくスプーンをかじっていました。

かじることを楽しんでしまい、中々進まず苦労しました…

そんなときの対処法は…とにかくかじらせること!です。

大人が使い方が分からないときに説明書を見るのと一緒で、赤ちゃんも初めてのものに対して噛んだり触ったりして確かめています。

その一つの動作が「かじる」なので、とにかく好きなだけかじらせることで、スプーンを使って飲むという動作へ移行することができます。

息子も、かじってもいいから、とにかく毎日スプーンですする練習を続けていました。

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以上で、コップ飲みの進め方①の記事を終わります。

次回は、コップで飲む進め方やストロー飲みについても解説していきたいと思います。

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